☆注意
こちらはSMシングルS1環境の構築記事になります。別ブログにまとめていたものを加筆修正した上で、こちらの記事にまとめることにしました。現環境(USM:S7~)とは全く違う環境(一部メガポケモン未解禁・バンク未解禁)での構築記事になりますので、注意してください。
・コンセプト
ORAS時代からの「数値で受け切れないと安心できない」病を解消すべく、タイプ受けを意識して組んだパーティ。
純粋にパワーがあり、ギギギアルとも補完のとれるマンダマンムーを軸に組みはじめ、受けに来るポリゴン2への回答として毒毒を選択した。 パーティ内に広く毒毒を採用することで、ポリゴン2入り構築に対して広い選出幅と対応ができるように意識。
立ち回りに関して、基本選出はなく、相手のパーティに対して広く受けられるポケモンを選出した。受けまわして崩す、というサイクル戦の動きが基本となり、特別解説することはないため、省略する。最もよく選出した組み合わせは間違いなくマンムー+ジバコイル+バルジーナ。それぞれが十分な耐久力と火力、器用さを持ち合わせており、汎用性が高かった。
受けることのできない一部のポケモンに関しては、それぞれの個体解説内で対策を記述します。それでは個々の解説へ。
・個体解説
ボーマンダ@メガストーン / 意地っ張り / H252 A4 S252
〔羽休め/身代わり/竜の舞/恩返し〕
パーティコンセプトでもある、毒を入れたポケモンに対して強く出られる羽身代わり。 レート帯、および環境の要因も手伝って、身代わりが警戒されない展開においては絶大な強さを誇る。毒バドロ、宿木カグヤに対して身代わりでアドバンテージを稼ぐことで、そのままゲームエンドに持ち込んだ試合も少なくない。
地震がほしい場面も多かったが、技スペック上断念。火力が物足りない場面も多く、暴れる採用を検討してもよいかもしれない。パーティ単位で重い、メガルカリオに対面させることが多かったため、地のSで上を取れるよう最速にすべきか。
準速にしている理由が特にないため、陽気で採用しない場合、ある程度Sラインを落として耐久もしくは火力に割いたほうが良い。当時はこのポケモンについて、自力が高すぎるため、細かな調整をするという思考をあまり持っていなかった。調整すべき。マンダ―ミラーを意識する場合は準速。
マンムー@ジメンz / 鈍感 / 意地っ張り / H180 A252 D76
〔地震/氷の礫/氷柱針/毒毒〕
地雷枠。パーティ単位で誘いやすい、受けることが難しく、かつ初手に来るZアシレーヌやギルガルドをジメンz地震で破壊することが出来、また大抵のマンムーミラーにおいても対面から勝てる。非常に初手性能が高い。但し、Zを持たせた意図に関しては「他に持たせるポケモンがいなかったから」という面も少なからずあるため、要考察。
調整意図は、シーズン序盤で何故か見かけた珠ガブの逆鱗を耐えるくらいにhに振って残りd。 コケコ珠結び乱数。終盤ではよく結び持ちのコケコを見かけたため、確定耐えまで振るべきだった。
ジバコイル@残飯 / 頑丈 / 控えめ / H252 C252 d4
〔ラスターカノン/ミラーコート/毒毒/放電〕
マンダマンムーギアルで対処が効きにくい、ポリ2に対する限定兵器。ポリゴン2側からはほどんど打点がなく、一方的に毒毒を打ち込む展開に持っていきやすい。当時、ポリ2のめざ炎は意識していなかった。大抵のポケモンは毒さえ入れてしまえばメガボーマンダで処理できるため、毒毒を採用。そしてその性質から、耐久補強に残飯。また、相手のジバコデンジュポリZへの打点としてミラーコートを採用。頑丈を盾に無理やり特殊ポケモンを破壊することもできるため、誤魔化しが効きやすい。放電について、採用意図が記憶にない。おそらくこのポケモンの火力を信頼していなかったため、追加効果を期待しての放電採用だと思われるが、普通に10万ボルトの方がいいと思います。
シーズンを通して多かったコケコポリ2に対しての後投げが比較的安定する。カプ・テテフに関して、こちらが鋼タイプとはいえ、チョッキ持ちや気合玉所持個体などについて負けることが多く、後述するギギギアルを当てていった。
バルジーナ@ゴツメ / 防塵 / 腕白 / H252 B220 S36
〔羽休め/イカサマ/とんぼ帰り/毒毒〕
後出しからギャラマンダグロスに勝てる、S1環境最強クラスの物理受けポケモン。但し、滝登り怯み、役割破壊流星群、冷凍パンチ氷コメットパンチA上昇等、不安定な要素も少なくない。蜻蛉帰りで有利対面を作る動きは純粋に強かった。 しかし、バルジーナというポケモンが舐められがちなのか、とんぼ返りを押したターンにギャラグロスに突っ張られることもあり、安易に打てない印象。今思えば交換読み交換で事足りるため、この枠は挑発で良かった。
Sについて、「対面ポリ2の上を取りたいし、4振りポリ2から適当に抜いておこう」という意図で振った。しかし、バルジーナのS種族値は80であり、そのような意図で振る必要は全くない。S種族値を60と勘違いしていた。阿呆である。一応対面マンム―やゴツメギャラ等の上を取れる可能性が高くなるため、無意味という訳ではないが。
ギギギアル@拘りスカーフ / プラス / 無邪気 / H60 A252 S196
〔ギアソーサー/ボルトチェンジ/ワイルドボルト/恩返し〕
一番の役割は初手のフェローチェテテフの無償突破。両者ともこの構築には刺さっており、初手率、かつ突っ張ってくる展開が多く、上から襷を貫通しそのまま無償突破できるのは他のポケモンには出来ない、このポケモンの強み。
Zギアルとの最も大きな差別化点は、役割対象のフェアリーに対して“一度の技外しのケアが利く”こと。ミミッキュに対しても、一度さえギアソーサーを当てるとこが出来れば、マンダが上から処理できるようになる。
またS種族値が90あり、スカーフを持つことでかなりの速度から行動できる。S調整先は最速z後デンジュモク抜き。舞ったギャラや積んだポリゴンZの上を取り勝った試合もあった。
相棒ポケ。
ラプラス@チョッキ / 貯水 / 控えめ / H252 C252 S4
〔波乗り/フリーズドライ/氷の礫/絶対零度〕
対雨さいつよ枠。雨対策としてメジャーなカプ・レヒレはこちら軸が毒毒の為断念。特にフリーズドライという技の一貫性を評価しての採用。耐久種族値が優秀なこともあり、相手のテッカグヤポリ2等に対しては絶対零度の試行回数をかなり稼ぐことが出来る。
また、ガブマンダギャラ等、ポテンシャルの高いポケモンにタイプ上不利を取らず、バルジーナを選出できない構築に対してはまず確実に選出した。想像以上の火力、耐久を持ち、使用感はかなり良かった。
後で気が付いたが、このラプラス、H個体値30の妥協個体でした。確かに礫の火力が欲しいためAも妥協できず、厳選難易度はそれなりに高いんですけどね...。
・最後に
oras時代最高レート17程度だったが、フェアリー主軸環境への変遷が追い風となり、自身初となる19台達成した構築。改めて見直すと調整の穴も多くみられるような気もする。
このシーズン、なんとギギギアル入りで21達成者が出ているため、今思うとこのシーズンでより大きな結果を残せなかったのは痛かったように思う。当時の僕としては19でもすごい嬉しかったんですけどね。上には上がいる。
S1に関してはこのあたりです。以上で終わります(/・ω・)/