鋼タイプ学科・ギギギアル学科専攻研究所

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ギギギアルを考察するだけのぺーじ。ざんくらのざんくらによるざんくらのための壮大なメモ帳。 // @zahnradpoke。8世代最高最終2117/s1

【雑記】ミミッキュvsギギギアル ~仁義なき戦い~

 「ミミッキュ対策にギギギアルを採用しよう!」

 

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 七世代に入ってからというもの、ことある度にみられる文字の並びである。環境をミミッキュが斡旋し、何かにつけてギギギアルの名前を見るようになった。わが相棒の活躍。これは非常に喜ばしいことである。

 

 では実際、どのようにミミッキュぼこぼこにのめす倒すことができるのか、考察してみることにする。

結論だけ読みたいときは、適当に読み飛ばしてくださいね。

 

・さて。

 ギギギアルミミッキュに強いのだ。A特化ギアチェンジからのギアソーサーで、ASミミッキュを皮ごと確定一発。」 この口上、良く目にします。

 確かにおっしゃる通り。まさに揺るぎようのない事実。

 ギアチェンジでA1↑S2↑上昇、その後ギアソーサーという連続技で、ASミミッキュの化けの皮を貫通して確定一発を取ることができる。ギアソーサーの命中率は85だが、今はとりあえず命中率の話は置いておこう。そういえばここしばらく、ABミミッキュという単語を頻繁に聞くが、まぁそれも置いておいていいだろう。

 そう、ギギギアルは対面のミミッキュを起点にすることができる。その点では非常に優秀な対ミミッキュ兵器といえるだろう。鬼火や電磁波、呪いやトリックルームが無ければだが。まあそれもとりあえず置いておくとして。

  ギギギアルは対面ミミッキュに有利だ。よし。

 

 では次に、ギギギアルは、ミミッキュに後投げできるだろうか?

 愚問である。

 

「ガルド対策の慎重グライオンは、ガルドに後投げできますか?」

グロス対策のゴツメカバルドンは、グロスに後投げできますか?」

 

 明確に対策と呼ぶからには、後投げは出来て当然だ。というかそもそも、対面のポケモンを犠牲にしていい(=皮の無いミミッキュに勝てる)ポケモンなら腐るほどいる

 

 というわけで試しにダメージ計算。交代際に剣の舞、対面で上からミミッキュZを受ける想定。「ASミミッキュ vs A特化残りを物理耐久最高効率になるよう振ったギギギアル」ということで良いだろう。

 

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 おお、余裕をもって耐えた。やるじゃないか。ではこれでアチェンジを積むことに成功。次のターンに上からギアソーサーで勝ち、という訳だな。

 

 ...おや?ミミッキュが何かしてきたようだが

 

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 最低乱数合計値が103.1%~。ギギギアルは結局攻撃出来ることなく死んでしまった。

ちなみに霊Zだったら初撃で即死する(106.9%~)

 

 

 そう。HAベースギギギアルは、ミミッキュに後投げから勝つことができないのである。また対面であっても、相手の技構成・耐久値・ギアソーサー外し等、不安要素が非常に大きい。

 

 

  ミミッキュメタと言い、ギギギアルに可能性を感じ嬉々として採用してくれたトレーナーが、ミミッキュに負けるギギギアルの姿に失望する。そんな風景が思い起こされ、私はとても悲しくなる。

 ぜひとも”正しい"ギギギアルの知識を得て、環境に蔓延るミミッキュを破壊してほしい。

 それが私の唯一の願いだ。

 

 

・では、どうするか?

 選択肢は以下の4つである。

1.回復きのみで確定数をずらす

2.鉢巻で粉砕する

3.スカーフで上からしばく

4.鉄壁バンジリサイクルで受けきる

 

1.回復きのみで確定数をずらす

 簡単な話である。「オボンの実による回復で影打ち圏外に逃げ」ればよい。これによって、後出しから安心してギアチェンジを積むことができる。この型は、ある程度ギギギアルとしての汎用性を確保しつつ、ミミッキュにも安定するためオススメしたい

 但しこの方法の問題として、ABミミや霊Zだとやられてしまうこと。ギアソーサーの外しによっては皮すら剥げず負けることが挙げられる。

 

2.こだわり鉢巻で粉砕する

 簡単な話である。「影打ちを食らう前に倒してしまえばいい」。それだけである。この型の場合、「準速ミミッキュ抜き」までsを伸ばすのも手だろう。耐久値は怪しくなるが、場合によっては無償突破も可能だ

 この方法の問題として、やはりABミミや霊Zだとやられてしまうこと。ギアソーサーの外しによって皮すら剥げず負けることが挙げられる。

 

3.スカーフで上からしばく

 簡単な話である。「上から二回、攻撃すればいい」。

 この場合、大きくAに努力値を割く必要がない。HBベースで影打ちまで確定で耐えるようにするとよいだろう。ABミミッキュにも問題なく勝つことができる

 この方法の問題として、命中不安のギアソーサーを二回打つ必要がある。しかし、相手が霊Zであったり、2発のうちどちらかを外してしまったりしても最低限、「皮をはぐ+HPを半分程度削る」ことは出来るため、裏のポケモンで処理は容易となる。

 

4.鉄壁バンジリサイクルで受けきる

  簡単な話である。「超耐久で受け切ればいい」。

 鉄壁を積むことで、相手の剣の舞を帳消しにし、余裕で耐久することができるようになる。1発2発ギアソーサーを外しても問題なく勝てる上、ABでも霊Zでも、鬼火呪い等補助技を打たれても勝てるのがこの型の強みである。

 問題として、役割対象が極めて限定的であること、調子に乗って鉄壁を積んでいるとシャドクロが急所に当たって死ぬこと、がある。

 

 

・終わりに

 如何でしたでしょうか。「え?これで終わり?」「結局ギギギアルってミミッキュにそんな有利じゃないじゃん?」と思っていただければ、その認識は概ね正しいです。「いや無駄になげーよ」とお思いのかた、ここまで読んで頂きありがとうございます。おつかれさまです。

 

 結論として、アチェンジギギギアルはあくまでミミッキュで止まらない積みアタッカー」であり、ミミッキュのメタを張る」「ミミッキュを対策する」といったポケモンではありません

 それでも、ギギギアルミミッキュを対策しようと思った時は、上記4つのような型で勝つことも出来なくはないですが。特に4については、汎用性はないですがミミッキュに対しては無類の強さを誇ります。

 

 そんな感じで締めにしたいと思います。それぞれのギギギアルの型については、使用感とともにこれから記事にまとめていきますので、細かい調整など気になった方はどうぞご覧ください。

 

それではまた。( 2017/12/11 ざんくら)